熱海を旅行するなら、ぜひ訪れて欲しい場所がある。
それは、來宮神社(きのみやじんじゃ)。
熱海駅から伊東線に乗り換えて駅1つ、来宮駅から徒歩5分ほどの場所にあるこの神社で、樹齢二千年越の大楠に出会うことができる。
現地で感じるその存在感、幹回り約24米の迫力。訪れる価値有り、である。
來宮神社
來宮神社は、緑と水に囲まれた美しい神社。境内にある「天然記念物の大楠」はもちろん、そこにたどり着くまでの「楠への小路」など「心清かに参拝出来る境内づくり」に取り組み、居心地のよい空間がデザインされている。
とても人気の神社のようで僕が訪れたときも多くの人々が集まっていた。
公式ウェブサイトもしっかりしていて、神社としてさまざまな取り組みをされていることが伺える。
本殿向かって左奥に進んでいくと、「天然記念物 大楠」に出会える。
大楠
樹齢二千年超。
そこにある存在感、長い間日本を見てきたご神木「大楠」。
きっと多くの人が祈りにやってきて、その声を聞きつづけ、台風や落雷、地震などの災害も乗り越えて、そして今を生きている。
現在も成長し続けているとのことで、その生命力から、「大楠を一周すると寿命が一年延びる」と信じられている。また、願い事を心に秘め一周すると願いが叶うとも伝えられているとのこと。
もちろん家族で一周したが、大楠にとどく光の具合が美しく、その後もしばらくその場にとどまった(家族は甘味処で休憩)。
撮影した写真はこちら。
來宮神社は人気の観光地
大楠は国指定天然記念物に選定されていて、日本屈指のパワースポットとしても有名。それによるものなのかわからないが、多くの観光客が訪れるポイントになっているようだ。
モダンな雰囲気のある建物(参集殿)。
いたるところに設けられている新しいショップや休憩エリアだったり、神社の雰囲気に合わせつつもモダンな雰囲気をまとっている。下写真は五色の杜エリア。
また、カフェのような場所(茶寮『報鼓』)もあって、メニューも今風な感じ。
麦こがし+白玉入りおしるこをいただきました。
いや、これ、とても美味しかった。
境内に休憩できる場所もたくさんあって、長居できてしまいそうな場所。こういう進化?を遂げている神社もあるんだな、と感心してしまった。
アクセス
来宮駅から徒歩で5分ほど。駅を降りて左手方向に歩き、線路の下をくぐるとすぐに鳥居が見える。熱海駅からタクシーで訪れる方もいるようである。
帰りはバスで熱海方面まで向かった。バス停が境内への入り口すぐにあるので、迷うことはない。
まとめ
熱海にある來宮神社、樹齢二千年越えの大楠に会うだけで十分訪れる価値があると思う。
二千年のときを生き抜いてきた生命力、そこに堂々とたたずむその存在感。
その場の空気感のようなものをぜひ現地で実感してほしい。
その他の驚きとしては、現代的な進化をこの神社が遂げていること。
境内にある建物や食事処は綺麗で新しかったり、
ところどころにスマートフォンで写真を撮影するための台が設けられていたり、(自撮り棒を使われるくらいなら、といった配慮なのだろうか)
公式サイトを除くと
「#来宮神社」でみなさんと共有して、ご縁をおつなぎください。
なんて書いてあったり、
落ち葉でハートマークを作っていたり(縁結びでも有名)、
いやはや、いろいろな気づきを得られた神社であった。
公式ウェブサイトを読みこむと、境内の風景から20〜40代の参拝者が7割を超え約7割近くが女性、という分析もしていて、しっかりと考えられた上で各種取り組みがされている模様。
熱海を今後どうしていくか、そんなことまで考え続け進化している神社のようだ。
熱海 來宮神社公式サイトはすごくしっかりと作りこまれていて、情報量も豊富なので訪れる前にぜひ一度のぞいておこう。
個人的には、さまざまな取り組みはいいと思うし、何があろうとも大楠の存在感や位置付けは変わることはないと思うので、この神社が人々にとって引き続きよい場所としてありますように、と思いつつ。。
海外からのお客さんに対し、行った方がいい神社は?と聞かれたら、僕は來宮神社をオススメの場所として挙げるだろう。熱海の温泉とともにどうぞ、と。都心からもアクセスしやすいのでおススメ。
ちなみに、宿泊した宿(以下に紹介)の方がおっしゃっていたのだが、最近は海外からのお客さんよりも日本の若い方の方が多い印象とのこと。熱海を勝手に古いイメージ温泉街かと思っていたが、今後の発展を期待できるエリアなのかもしれない。
宿泊した宿:
熱海温泉 湯之宿おお川。貸切露天風呂と古き良き日本の宿を満喫【旅行記】
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