去年の7月に入手したカード、Sony Bank Wallet。
そのときの記事はこちら:
海外でも使えるデビットカード。Sony Bank Wallet入手までの道のり
オーストラリアに住んでいたときに、あったらいいなと思っていたサービス。それは外貨預金口座から直接引き落としてくれるデビットカード。
これがあれば、あらかじめ口座に外貨で置いておいて、そこから外貨で引き落とすことが可能となる。
今回はそんなサービスを使えるSony Bank Walletを紹介します。
2つの大きなメリット
公式ページの抜粋はこちら。「貯めた外貨をそのまま使える」とある。
これにより得られるメリットが二つある。
❶手数料を削減
海外旅行に行くとき、多くの人が空港で両替をしていると思う。それは大変に無駄が多い。
まず1つに高い手数料(レートの悪さ)。両替の会社からすると、旅行者は「鴨がネギ背負って鍋まで持ってくる」と言われるほどに美味しいお客さん、と聞いたことがある。
だからこちらからすれば、可能な限り空港での両替は避けたい。
例えば、あらかじめ口座にUSDを入れておいてアメリカでVISAデビットカードを使ってそのままUSDで引き落とせるなら、空港での両替する金額をぐっと抑えることが可能となる。
ほとんどをVISAデビットカードで決済すればよいからだ。
それがSony Bank Walletなら可能。
Sony Bankで外貨を購入する際の手数料はFXのそれに比べれば高いが、空港に比べればとても安い。
Sony Bank Walletの外貨口座にあらかじめ使用する外貨が入っていれば、VISAデビットで引き落とすときの手数料は無料。これはステキだ。
メリット1。それは両替コストの低減。
❷為替変動を考慮した外貨調達コスト削減
さらにもう一つのメリット。
外貨を円で購入するタイミングを上手くやりくりできれば、円の価値が相対的に高いときにたくさんの外貨を買っておくことができる。
USDが安いときに買い込んでおけば、USDが高いときに旅行に行ったとしても高いレートでUSDを入手する必要がなくなるわけ。
旅行先ではあらかじめ確保していたUSDで支払えばいいわけだから。
たとえば1USD=105YENのときに1,000USD購入していたとする。旅行するときのレートが1USD=115YENだったら、そのままそのタイミングで両替すると、115YEN/USDがベースになる。
でも105YEN/USDのときに買っておいた$を使えば115YEN/USDに比べて約10%安く旅行できる。
「ある程度の長期スパンで見ておいて、ドルが安くなったら買い込んでおく作戦」が使えるのだ。
メリット2、為替変動リスクの低減が可能。
実際にグアムで使ってみた感想
グアムで実際にSony Bank Walletを活用してみた。
レジでVISAデビットを使うだけ。
使い方は日本となんら変わらない。とても簡単。
そしてあっさり決済が完了した。
後日、帰国後にウェブ上で履歴を確認したら確かに直接USDで引き落とされていた。
なんと素晴らしい….
まとめ
Sony Bank Walletの扱う外貨は10種類。
- 米ドル
- ユーロ
- 英ポンド
- 豪ドル
- NZドル
- カナダドル
- スイスフラン
- 香港ドル
- 南アフリカランド
- スウェーデンクローナ
10種類だけでは、もちろん世界各国をカバーすることはできないけど、これらの通貨を使用している国に旅行に行く際は活用することができる。
使い勝手の素晴らしさを改めて今回感じたので、Sony Bank Walletの紹介を行いました。
少しでも参考になれば幸いです。