どんど焼きという伝統行事をご存知だろうか。
恥ずかしながら僕はずっと知らないまま生きてきた。
どんど焼きとは、お正月飾りの門松やしめ縄、書き初めなど一箇所に集め、焼き払う日本の伝統行事。
門松やしめ飾りで迎えた歳神様が煙に乗って天に帰れますように、という意味があるとのこと。
実施されるのは1/15あたり。
東京では江戸時代に火災の恐れから禁止されたらしく、行われているところは少ない。
そうか、だから知らなかったのかも。。。
2018/1/14に多摩川六郷橋緑地で行われていたどんど焼きに参加してきたので、雰囲気を写真でお伝えしたい。
六郷どんど焼き
場所は六郷土手駅から徒歩約5分。だだっ広いエリアに人が集まっていた。
神様のために上昇気流をつくっているのだろうか
近くまでいけば炎のなかなかの迫力
東京・川崎エリアでこんな行事が行われているなんて。
竹を持っている人がたくさんいたので何かなーと思っていたら、火が弱くなった後に焼き芋をつくって食べるらしい。いいっすね、どんど焼き。
六郷どんど焼きを守る会
僕が気になったのは、「六郷どんど焼きを守る会」という幟。
「守る会」があるということは、何かからこの伝統行事を守っているということ。
想像するに、火災の危険があるからとか、環境によくないとか、そういった意見に負けて安全側の判断(やめる)に向かってしまうことから「守る」のではないかと。
火を扱うということは、当然火災のリスクも伴う。周辺には消防関連の方も見かけた。地域としての協力が欠かせないイベントだ。日本の伝統行事として、そして東京では開催する箇所が少ないという点も考慮して、安全を確保しながらぜひ続けてもらいたいなと思う。
子供たちも学ぶことがたくさんあるに違いない。伝統を知る、ということもあるけれど、炎をここまで目の当たりにする機会だって少ないんじゃないだろうか。
近くでは凧揚げを行っていたりして、この行事を楽しみにしている子どもたちもきっとたくさんいるだろう。
まだまだ日本についても知らないことがたくさんあるな、と思った一日でした。