僕は記憶力が悪い。本当に。特に30台になってから悪化した。。
そんな僕が、英単語を覚える際に苦戦しながら身につけたコツがあるので、この記事で共有したい。
単語を構成するパーツの意味を把握する
単語は細かいパーツの組み合わせであることが多い。その単語そのものの意味を知らなくても、各パーツの持つ基本的な意味を知っていれば、概ねのニュアンスを想像できるようになる。
“tract”を例に試してみよう。これは単語の後ろに配置されることが多いパーツだ。
- extract : ex (外へ) tract (引き出す) –> 取り除く、引き出す、抽出する、抜粋
- subtract : sub (下へ) tract (引く) –> 引く、控除する、引き算する
- attract : at (…の方へ) tract (引く) –> 引きつける
- con : con (共に) tract (引く) –> 契約、結ぶ、縮める
- retract 引っ込める、格納する
“tract”の持つ”引く”というニュアンスさえ覚えてしまえば、頭につく言葉次第で”どこに/どうやって引く”かの情報が加わるのでより詳細な意味が想像できる。これらの動詞から名詞の意味も想像できるようになるので、知っている単語の数を増やせる、というわけ。
他の例として、“ject”という要素を見てみよう。
- subject : sub (下に) ject (投げられたもの) –> 話題、テーマ、影響を受けやすい
- object : ob (に対して) ject (投げる) –> 目的、ねらい、反対する
- project : pro (前に) ject (投げる)–> 事業計画、推測する、映写する
例えばprojectなら、「Proは前へ」というイメージを頭に入れて、「jectは投げる」というイメージで単語全体の意味を推測する。
Proにjectすると頭の中で繰り返す。そのあと辞書に載っている用法を見ていく。ちなみに名詞形ではprojectorとなる。意味は「前に投げる」からなんとなく想像できるだろう。
プロジェクター、プロジェクトは日本語にもなっているが、非常に納得感があるのかなと思う。プロジェクトは議論してグダグダと問題解決に右往左往するものではない。Pro前に、ject投げて進めていくものだ。
イメージで覚えていると、英単語を聞いたときに自然と頭に入ってくるようになる。
ああ、こういうことを言っているんだろうな、となんとなく分かる。もちろん全ての単語を網羅できるわけではないが、知っておくと幅が広がる。
これが今回僕がお伝えしたかった英単語を覚えるコツ、の一つ。
何度も同じ単語に出会う、そして自分で使う
なお、せっかく覚えてもすぐに忘れてしまう。そういう人もいると思う。
僕もそうで、その度に自分が嫌になるのだが、それでも何度も出会った単語は自然と頭に残る。英会話などで使うように意識をするとさらに頭に残る。自分で使うためには発音も覚えないと口に出すことはできないし、文章にしないと会話でも使えない。
ということで、ひたすら英語を読んで聞いてしゃべる(もしくは書く)ということになる。
仕事で一日中英語を使う環境は最強。
そうでない場合は、ニュースを毎日読んだり英会話を毎日継続するなりしよう。継続は必ず力になってくれるし、それを効率的に行うことができれば実力上昇カーブはより鋭くなっていくはず。
では。
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