Leica M10-Rにつけるレンズを定期的に切り替えている。
レンズは以下の2つ所有:
- Summilux-M 50mm F1.4(最短撮影距離70cm)
- Apo-Summicron-M 35mm f2.0(最短撮影距離30cm)


それぞれ個性の方向が違い、付け替えて撮ると毎回新鮮。飽きることがなくて、他のレンズが欲しくなることがない。2025年、僕はカメラもレンズも買うことがなかった。新しいものが欲しいと思うこともなかった。久しぶりかもしれない。
ライカさんは理由がなければ絞り開放で撮って欲しいと言う(そういう記事を見たことがある)。
Summilux-M 50mmは絞り開放で撮ってこそ。

独特の立体感、ボケ感が素晴らしい。
中途半端に絞ると(F4とか)、玉ボケが手裏剣のような形状になる。


なので絞ることがあまりない。常に絞り開放。明るすぎるときにF2.0にする程度。
しかし、あとで写真を眺めたときに気づくのである。
子ども2人を1枚の写真におさめたとき、2人のうちどっちかにピントが合っていないことに。
カメラで撮って液晶でちょっと確認した程度では気にならなくとも、大きな画面で見ると気になってしまう。
じゃあ絞ってF2.8とかF4とかで撮ればいいのだが、手裏剣が脳裏に浮かぶのか、体が「絞ってはいけない」と反応する。F2くらいなら手裏剣は気にならないのだけれども。
Apo-Summicron-M 35mm f2.0の方が、絞ることに抵抗がない。
また、近い距離で撮ってもある程度の範囲を写せる画角なので、35mmは子ども2人を撮るのにも都合が良い。
しかし、ビシッと描写するレンズでなんというか、柔らかさがない。またSummiluxの暖色系に比べると寒色系で冷たい印象になる。Lightroomで編集すれば良いのだけど。
そんな印象もあって飽きてくることもあるので、定期的にSummiluxに付け替え、新鮮な気持ちに戻ることにしている。
Summiluxは唯一無二な写りをするし、あのサイズと重さであの写りをするレンズは見当たらない。替えが効かない。だから手放すことはない。
ただ、前述の弱点(手裏剣)とそこから来る絞ることへの抵抗もある。
だからこそ定期的に付け替え、それぞれで撮った写真が残るようにするのがベストな運用だと、試行錯誤の末たどり着いた。
Summilux 50mm 1本だけで十分だぜ、というのもありだろう。ただ、きっと他のレンズも欲しくなる。1本、バシッと映るレンズと併用すると、弱点よりも良いところに目がいくのではないだろうか。
その結果、あのレンズも欲しい、このレンズも欲しいといった沼にハマるリスクを軽減できるかもしれない(保証するものではない)。
参考になるかわからないが、誰かの参考になれば。

















