半導体とは何か?
説明できるだろうか。本屋で見つけて思わず購入したNewtonの「半導体の未来」。
半導体について絵を交えながらわかりやすく解説されている。
- 半導体の材料、構造、製造方法
- 半導体を使った製品の仕組み
- CPUとGPU
- フラッシュメモリの構造
- パワー半導体とは
- デジカメのイメージセンサーの仕組み
- 半導体製造に取り組む企業の紹介
- 将来の展望
- etc.
カメラ好きにはたまらない内容もあった。表面照射型と裏面照射型の違いなど、ソニーの方のインタビュー記事4ページはとても興味深く読んだ。デジタルカメラに半導体は必須。カメラが高くなってしまう理由もわかった気がした。Sonyさんが強い理由もよくわかった。
nm(ナノメートル)の世界は普通に生活していては理解の届かない分野。しかしながら身の回りの製品、便利な生活の土台を支える半導体。CPUやGPUの構造的な違い、その目的、そしてAI用の半導体の位置付け。それらを搭載した最新デバイス(iPhoneの最新鋭チップなど)の目指すところ。本誌からこれらをよく理解することができた。
ああ、もっと早く勉強しておけばよかったなと。
こういう技術を追いかけていれば、将来性の高い株をタイミングも早く購入できるようになるのだろう(僕は持ってすらいない)。もちろん当たる当たらないはあれど。
無知は損、を改めて実感する。
Rapidusという会社は本書で初めて知った。国内にこういう企業があることは本当に大事、応援したい。
AIを中心に世界は大きく変わる。それを支える半導体。最低限の知識は持っておいた方が良いかもしれない。本誌はその理解へのきっかけの一冊にマッチすると思う。読んでよかった。本屋を定期的に目的の書籍なく歩くのは、こういう出会いがあるからこそ。続けたい。

















