なんとなく聞いたことはあったけど、その仕組みを解説された本を読むのは初めてだった。
なぜオスプレイが日本のあっちこっちを飛んでいるのか。
なぜ日本はアメリカの言う通りに行動していると言われるのか。
『知ってはいけない – 隠された日本支配の構造』著者:矢部 宏治
この本は憲法や法律、仕組み、過去の文書などを追いかけながらその謎を追いかけている書籍。アメリカと日本。軍と官僚。
ホントかよ…と思うし、仮に本当ではなかったとしても現実目の前でそうなっていることを説明する理由が必要。少なくとも北方領土問題は解決していないし、基地問題など根の深い問題はたくさんある。
非常に複雑に絡み合う歴史。しがらみ。日本人はどのように生きていったら良いのか。なにをしたら良いのか。考えさせられる本だと思う。憲法は誰が原案を作ったのか、これを変えるならなにがポイントになるのか。
いくつかのテーマが取り扱われるが、本書はまずわかりやすくてインパクトの大きいテーマから入る。横田空域。知っている人がどのくらいいるだろうか。僕は本書で初めて知った。もっと正しく知りたいと思った。今後のニュースや報道の見方、航空機の航路の見方が変わった気がする。
また、本書では発行の時期が違うので取り扱われていないけれども、本書の内容は例えばCOVID-19にも関わっていると思われる。オミクロン株が2021年12月頃から流行り出したと思うけど、どの県から数字が上がり始めたか。日本の検疫が食い止めていたのに、なぜ決壊したのか。本書を読んだ後ならなんとなくわかる。正しいのかわからないけども。国境なんてないのか、、、と。
報道されることは少ない。事実もパッと調べただけではわからない。ただ、本書の内容を頭の片隅に置きながら、自分が目で見た物事がどういう仕組みでそうなったのかを積み上げていきたいな、と思った。なにが真実なのか、が本当に分かりにくい国になっていると思う。
本書の表紙中央に書かれた文章。
この国を動かす「本当のルール」とは?
うーむ、なんともいえない気持ちになった本だけど、歴史と現実を勉強しなければ、と思わされた本とも言える。読む価値あると思います。
僕らはもっと勉強しないといけない。