僕は結構自分で決める方だと思う。
徹底的に調べて考えて、文章に残しながら、そして最後は自分で決める。
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大学までは学費を出してもらってることもあったし、親の意向も聞いてって感じで自分で決めるという色はなかったと思う。
就職活動をして、入る会社は自分で決めた(決めた、と報告したら「相談くらいしたら」的なコメントを親からもらったけど)。
海外に行くチャンスがあったときも、誰に相談するわけでなく、行きます、と言った。
いつからだろうか。社会人になるくらいからかもしれない。自分で決める、というのが自分のスタンダードになった。
自分で決めるメリットは大きい。
メリット
自分の人生は自分で生きる。これができるようになる。人のせいにしなくなる。
「誰々さんの言う通りにしたら失敗した」とか、「信じなきゃ良かった」といった気持ちにならない。この文章を書いてて思ったが僕はこういう気持ちになることがない。
言う通りにすることを決めたのも自分、信じたのも自分、そう行動することを決めたのも自分、だ。
だからいつも、反省は自分に対することになる。これを積み上げると自身の経験値も上がる。こう考えて行動したらこうなった、というのを積み上げていく。
責任を負う経験値
決めるということは責任を負うということ。ここから逃げても成長しない。
僕はエンジニアなので、いろんなことを決める。高圧の設備や安全上必要な設備の設計もするので、人の命に関わる。自分がミスして人が怪我をしたりしたら大変なことになる。誰かが責任を問われる、一人前のエンジニアであればあるほど責任を問われる可能性がある。
だから真剣に仕事をするし、その分お給料をもらえるということになる。責任から逃げては成長できないと思う。
自分の人生、どうするも自分次第。決めて、失敗して、成長していけばいいと思う。自分の人生なら失敗しても自分に跳ね返ってくるし、それをまたなんとか対応していけば対応力も増す。
どんどん変化していく。何も決めないと、そのまま惰性になりがちで変化にも弱くなってしまうと考える。
課長をやらせてもらった経験は大きかった。課長は決めるのが仕事なところもある。日々どころか、なんならひっきりなしに判断を求められる。承認する、ハンコを押すということ。何度も失敗した!と思うことがあった。
何千もの押印を年間したが、チェックしてなければ安全上危ない案件もあった。ダメなものは却下する、いいと考えるものはOKという。自分の権限では決められない時は上司に持っていくことももちろん沢山ある。それは組織のルールに従わなければならない。
僕はもともと優柔不断な性格なので、油断するとすぐ曖昧にしたくなってしまう。出来るだけ決めて前に進むように考えるように意識しないといけない。今でも十分だったのだろうか、今も優柔不断になっていないだろうか、と思うことは多い。
このように書いていて思うが、仕事柄決める回数が多い環境にいたのもあるのかもしれない。自分で決める、ということに意識があるのは。それが人生にも影響している気がする。
会社に所属していると必ずいると思うが、世の中「決めたがらない」人が一定数いる。しかしそういう姿勢は人生そのものに影響してしまうと考える。自分で決めるべきことは決めていきたい。
とはいえ柔軟性を失ってはいけない
柔軟性は必要。知らないことは沢山ある、という認識でいつも聞く姿勢を持たないといけない。
ときには一度決めても最適解が違うところにあるならそっちに方向転換する勇気もいる。
決めたからもう変えない、という頑固さは良し悪しあるのでバランス感覚も重要。
軸がないとふわふわして結局決められなくなるので、そこは徹底的に考え抜いて、理屈と決断をしっかりしておくのが大切。こうするとぶれにくくなる。だから徹底的に調べて考える、が効果的になってくる。
みんなで決める、が大事なこともある
ここまで自分のことは自分で決める、という観点で書いてきた。仕事の場合、組織で仕事をする以上、「みんなで決める」が進める上で大切なケースもたくさんある。決めたら実行するわけだけど、みんなが納得感を持って進める必要があるので。
とはいえ組織には責任者がいるはずで、その立場になったらその人はGoかStopかなどを決めないといけない。
家族がいる場合、家族に話をした方がいいこともあるだろう。それでもなお、自分が決めたい、と思うことも大事だとは思う。
おわりに
初めの頃、「これ決めて大丈夫かな?」という不安が大変大きかった。
しかし決めて、うまくいって・失敗して(そしてなんとかする)を繰り返してから慣れていったというか、自分の中で軌道に乗った感覚がある。
自分で考えて決める、は難しさも伴うけれど、トライする価値がある。と思う。
今日の独り言おしまい。