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PMP

PMP取得までに実施したこと。勉強時間、期間、かかった費用【2025】

2025-05-23Engineer-Work

PMPは米国PEと比較してウェブに情報がたくさんある。今回受験にあたって多くのWebサイトの情報を参考にさせていただいた。メモを残している人たちに感謝したい。

人それぞれ環境は異なり、自分に近い人のメモはとても参考になる。また、時代とともに試験まわりの環境も少しずつ変わっていくもの。なので2025年時点、とあるエンジニアの勉強方法として、今回PMP取得までのメモを以下にまとめておく。今後PMPに挑戦する誰かの役に立つと願いつつ。

本記事は、勉強した期間・勉強時間・かかった費用について。です。

1.本記事の前提と条件

2.PMP取得までの期間

初動から取得まで、約4.5ヶ月。詳細は以下の通り。

試験日4.5ヶ月前

2025年正月、今年PMPでも受けてみるか、と考え調べていたら、以下のコースが通常12800円のところ、90% OFFでなんと1300円になっていた。

【Udemy】PMP Certification Exam Prep 35 PDU Project Management Course

迷うことなく購入し、PMPの35PDUのコースを開始(時間を見つけては動画を流して進めた)

関連記事:【Udemy】PMP Certification Exam Prep 35 PDU Project Management Courseを完了して。(2025.3)

試験日4ヶ月前

テキストを手に入れるため、PMIのウェブサイトに登録し(無料、名前やメールアドレス、Password等を設定)、続いて、Member ship登録(Japan localには登録せず)、こちらは139USD/year。

これを行うと、PMBOKのPDFをダウンロードできるようになる。Learningの項からPMBOK最新(7th)editionをダウンロード。

関連記事:PMBOK 7th editionを読んで。試験勉強とはまた別に読む価値のある一冊と思う。

続いて、問題集を購入:PMP EXAM PREP 1000+を購入(Kindle) Kindleで1,158円

詳細はこちらの記事参照:『PMP EXAM PREP : QUESTIONS, ANSWERS & EXPLANATIONS』を活用しての感想。

これで勉強の準備は整った(と思っていたが、後にAgile Practice Guideもダウンロードすることになる)。

他に日本語の教科書も本屋でパラパラ見てみたが、役に立ちそうになかったので、結局購入しなかった。

試験日4.5~2ヶ月前まで

Udemyのコースをひたすら流す。途中で問題を解かないと進まない箇所が出てきて焦ったが、なんとか対応して進める。Webで全て完結するのはありがたかった。隙間時間や深夜などにも進めることができるので。

試験の2ヶ月前に35hrの講習を完了。ここで得られるCertificateは試験の申込(Application)に必要になる。

試験日2ヶ月前~

PMBOKのテキストを読み始める。このタイミングにした理由は、出張で片道10時間以上飛行機に乗る機会があったから。まとまった時間が取れるタイミングがここだっただけで、もっと早くても良いと思う。

その後2週間くらいかけざーっと読んでいった。

試験日1.5ヶ月前 ; 試験申し込み

PMIのウェブサイトからApplicationを提出(提出の1週間前から時間を見つけて準備した)。

Application提出にあたっては、PMIウェブサイトにログインしPMPを選んで進める。

PMP選択画面 Apply

ここで入力が必要なCourse名とProvider名はUdemyの講座内で解説されている。Provider名は言われる通りに記入したが、Course名はCertificateに記載の正式?名っぽい方にしておいた。

PMP 受講入力内容

また、プロジェクトマネジメントに関するExperienceの記入が必要となる。1件200-500文字で書く必要があるとのこと。

PMP 経験を入力するエリア1
PMP 経験を入力するエリア

ここは英語でダーッと思い出を書き出し、それをChatGPTに読んでもらって誤字脱字を修正し貼り付けた。200文字は意外と多い印象だが、実際にやった仕事がハードなものばかりだったのでネタには困らなかった。

Application提出から承認されるまで、土日を挟んで5日程度だったと思う。

PMIウェブサイトにログインし、Dashboardからステータスを確認したところaccepctedの文字を確認できた。承認の連絡は特に来ないと聞いていたが、確かに来なかった。また、抜き取りで証明を求められるケースがあるようだが、それに当選することはなかった。ふう…

ここで405USDを支払い。150JPY/USDで約6万円だが迷わなかった。ここまできて、引く気はない。

なお、このapprovalのあった日から1年以内にPMPの試験合格する必要があるようだ。

試験日1ヶ月と10日前頃

問題集『PMP EXAM PREP 1000+』を開始(実際は1100問)。

各問題の解説を読んでいて、『Agile Practice Guide』も必要なことをここで知る。PMIウェブサイトからPDFをダウンロード(PMI会員なら無料)。

Agile Practice Guideについては問題集と並行して読み進め、試験日の2週間前くらいに読了した。

関連記事:Agile Practice Guide1st editionを読んで。こちらも必読の一冊【PMP】(2025.5)

試験日1ヶ月と1週間前

テストセンターと試験の日を決定。家から遠いが、空席のあった千葉にした。
自宅でも受験できるが、子どもがいてまともに4時間も静かに受けられると思えなかったので、テストセンター受験を選択。

1ヶ月後を選んだのは、勉強の進捗状況から。

試験日まで

時間を見つけては練習問題を解き続けた。問題を解き、解説を読み、必要に応じてテキストを参照し、日本語で解説を読みたい用語があればググって確認。

1週間に150~300問程度のペースで、試験2日前に1100問を完了。

試験の1ヶ月くらい前から子供を一人で見る時間が増えたり、仕事で朝も夜も会議が増えたり、勉強時間が限られていたが、最後まで隙間時間を見つけては勉強した。

回答・解説を何度読んでも理解できないものもあったが、気にしないことにした。1,2問そういうのがあっても問題ない。

試験前日

PMP EXAM PREPで間違えた問題を中心に見直し(解きながら間違えた箇所にマークしておくと良い)。

また、もう一度Udemy講習の最後にあるテストを実施。正答率は71%。かかった時間は2時間40分(試験時間は3時間50分)。初歩的なミスも多く自分の実力の無さに焦りを感じつつ、同じような問題ならいけるな、という感覚にはなった(しかし、実際の試験ではそうならなかった。時間不足に苦しむことに)。

そして試験当日を迎えた。そちらは別記事参照:PMP試験に合格。P.E., PMPとして。(2025.5)

3. PMP合格までの勉強時間

以下を全部足すと、総勉強時間は約90hrといったところだろうか。

ある程度自由に時間が使えて毎日2時間勉強できるなら、短期集中1ヶ月とかで合格に辿り着くこともできるのではないだろうか。。

4. PMP合格までにかかった費用

35PDUのためのコース(Udemy講座):1,300円
PMI Membership:139USD(/year)
問題集 :1,158円
受験料:405USD

150JPY/USDとすると、Total 84,000円也。あと千葉までの往復交通費が少々。

PMI membership(会員)になることによって、PMBOKとAgile Practice GuideのPDFが無料で入手可能。139USDはテキスト代みたいなもの。次年度以降どうするのかはまた考えたい。受験料もPMI会員だとディスカウントされる(非会員は655USD!)。

5. おわりに

まとめてみて思ったが、まぁまぁ長い道のりではあった。お値段もかわいくない金額。

ただ、国際的に認められている資格であり、取る価値はある。準備も大変だが、大変だからこそ持っている人へのリスペクトは高まる。

僕は、勉強になった部分も多くて、そこも得るものが多いと感じた。

そして最後に、家族に感謝。勉強している期間、お父さんは対応がよくないこともあったように思う。ありがとうございました。

本記事が、これから受ける人に少しでも参考になれば幸いです。

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Yo
エンジニア(Mechanical)。日々の生活や読書、仕事などから学んだことをまとめます。
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