ふと本屋で見つけた一冊。
『雑談の一流、二流、三流』桐生稔 著
雑談。英語ならSmall Talkだろうか。
とても難しい。
ちょっとした沈黙。
あれが苦手という人は多いのではないだろうか。
沈黙を破り会話を丁寧に切り出せる人はすごいと思うし、そうならないように会話のキャッチボールを自然につなげられる人はもっとすごい。
どうやっているんだろうか、そう思って本書を手に取った。
この本ではテクニカルな部分と意識の持ち方の部分と両面をカバーしている。
物理的な姿勢、会話の引き出し、そして何より好奇心を持つこと、etc.と実例を挙げながらポイントを述べてくれる。
そして、できる人は研究し、改善・向上を重ねた上で雑談を高いレベルで実施していると解く。
できない、苦手、というのは努力してないだけではないか、そう思わされた一冊。
人間の心理、理屈、それらを理解した上でのコミュニケーション。学校では習わないが、仕事や人生を充実させるために必須のスキル。これがスキルであるということを突きつけられた気がする。
そういう意味で気づきの多い本だった。
雑談が苦手、と思っている方に強くお勧めしたい。なぜ苦手なのか、もっと学び多くのことを習得しなくてはいけないのではないか、考えさせられるきっかけになると思う。