堀泰典さん著書の『はだしで大地に立つと病気が治る』を読了。感想を簡単にメモしておく。
著者は医学・歯学・薬学3つの博士号をお持ちの先生。人々の病にどう対峙するか、をいつも考えているようで、非常に興味深い内容だった。
本書の中心にあるテーマは、体内静電気。
体内静電気とは?、これらがどう発生し、どう影響を及ぼすのか、そしてその対策が述べられていく。素人にもわかるようにできるだけ平易な文章で記載いただいているのがありがたい。
説明の切り口は色々あり、ドロドロの血液との関係や、なぜバランスの良い食事は良いのか、など血液と静電気の観点から述べられる。
北枕の話は面白かった。北枕は健康にいいのではないか、という内容。
ホントかよ?と思ったが牛や シカは北か南を向いて寝てるらしい。
詳細は本紙を読んでいただければと思うが、磁力線に沿って寝ると静電気が発生しにくい、と。
確かに理にかなっているような。
こんな感じで飽きることなくあっという間に読める本だと思う。
で、体内静電気を抜くことを意識すると、心筋梗塞やガンをはじめ、肌荒れや薄毛、むくみ等多方面に効果がある、とのこと。ホントかしら、と思いつつ。
体内静電気は生きていれば避けられないもの。血液が流れれば摩擦で発生する。それに加えて電気製品を触る機会も多いのに、一方で靴を履きアスファルトの上を歩く機会が多い我々の放電する機会は減っている。タイトルはこれに対する対応をわかりやすい表現にしているもの。
テクノロジーの進化の恩恵を享受している現代、気がつけば電子デバイスを触ってしまうし、そうでなくてもその辺や家の中を電波が飛びまくっている環境。
電気自動車を長時間運転すると体に悪いという噂も聞いたことがある。
嘘か誠か、まだまだデータも少なく、またビジネス上のしがらみもあり、整理された事実を読めるのはもっと数年後になるだろう。
いずれにせよ、僕らは電気や電波というものが身近にある生活をしていて、それらが体調にどう影響する明確じゃない。
じゃあどうするの、という点ももちろんふれられていて、大地と自分の体でアースを取ることが大事、と。
浜辺を歩く、植物や土に手を触れるというだけでなく、シャワーを浴びたり手を洗う、温泉に入る、etc.と方法はたくさんあるとのこと。
すぐに効果が出るものではないとのことで、継続して取り組む必要がある。
半信半疑で読みつつも、特段お金がかかる対策でもないので、体内静電気を抜くことを意識してみて数ヶ月経って何か変わるのかどうか。
とりあえずなんとなく木の葉っぱを触ったりするようになったのは、ここだけのヒミツ。