忙しさが続き、平日は起きている子供に会えないどころか、いよいよ休みの日にまで出社し始めた最近。
せっかくいいカメラを買ったのに、使ってないなんて。と思った。旅行にも行けてない中、被写体はいつも我が子だったわけだけど、いよいよ我が子を撮る機会すら週1くらいになってしまった。
家に夜帰っても一人、撮る対象もあまりない。
だから、発想を変えて、出勤の際に持ち歩いてみようと考えた。
やってみて、意外と心惹かれるものはあるな、というのが発見。
そこに何かドラマがあったのかな、と思えるシーンを見つけてはシャッターを切る。
今日の気づきは人の背中。
電車を待つ人。
家に帰る人。
とある駅でのワンシーンでしかないのだけど、ライカのカメラは物語っぽく映してくれる。
人それぞれには物語があり、背中は何かを語る。
今日見た方々は、意気揚々というよりも、しっとりとした何かを感じさせた。いや、僕がそう見てるだけなのかもしれない。
僕の背中は何を語っているだろうか。
そんなことを考えた。
おそらく、暗く、前向きじゃないオーラを纏っているだろう。
カメラを持って歩いていなければ、気づきもしなかったこと。
客観的に何かを見ることができるという意味で、ファインダーをのぞいてシャッターを切るという行為は大事なのかもと考えた。自分の目として、カメラは大事な相棒であると改めて認識。
色々と発見のある一日だった。こうやって少し生活に変化を加えるといいアクセントをつけられるかもしれない。