きっかけは、首の痛みだった。
首が凝っている感じが常に残っていたのだが、いよいよ“痛み“と呼べるレベルになっていた。
おそらく原因は在宅勤務で小さな画面をひたすらみていたこと。机も椅子も調整がきかず、いつも猫背気味で仕事をしていたと思う。iPadを自由な姿勢で見るのとは訳が違う。
8ー12hr/Dayでその姿勢。
健康に悪影響が出てしまった以上、お金をかけてでも対応しようという考えに至った。また、予想していたとはいえCOVID-19(新型コロナウイルス)の状況が悪化し、在宅勤務の割合も期間もさらに伸びそうな状況になったこともある。
そこで、液晶モニターを買うこととした。
第一の目的は姿勢を正すこと。高さ調整可能なディスプレイが必要。付帯するモニター導入メリットとして、業務効率化が図られる。
モニタを買うことは決めたが、ここからが長い旅だった。
無数にあるディスプレイの選択肢
業務用からゲーム用まで、小さなサイズから大きなサイズまで、無数のラインナップがある商品。
Googleで調べても、「もう迷わない、おすすめのディスプレイ24選!」みたいな記事ばかりで迷いまくりだった。
理解したのは、まず「目的・用途から導くモニタの仕様の整理」が重要であるということ。
途方に暮れているなら諦めないでほしい。仕様を整理できればかなり絞り込める。
モニタの用途と要求仕様
同じ境遇の人がいたら参考になればと思い、僕のケースを記載する。
- 用途は仕事、在宅勤務用
- 姿勢を正したいので、高さ調整可能なモニタがいい
- 仕事用の机は小さいので、比較的コンパクトなモニタがよい(21-23インチくらい)
- 解像度は1920×1200 or 1920×1080
続いてこれらの詳細と考え方メモを残しておく。
ノングレア(非光沢)かグレア(光沢)か
仕事で使うので、ノングレア。
クリアで鮮やかである必要はなくて、目に優しく、疲れにくい方がいい。
目への優しさ
一般的に目に優しいディスプレイとして、
・ブルーライトカット
・フリッカーレス(ちらつき防止)
という項目がある。
毎日何時間も使うので最低限欲しいなと思った。
高さ調整
首の角度が大事だと思ったので、基本的にモニタを支持するパーツの高さが変えられるものを探した。
なお、もう一つの解決策として、別売りのモニターアームを活用するというソリューションもアドバイスしてもらった。
置くスペースだとか、自由な配置という観点で大きな改善が図られるので検討する価値がある。
解像度
ノートPCに合わせた解像度にすると良い。
とTwitterでアドバイスをいただいた。
会社のノートPCを調べた結果、1920×1200とか、1920×1080が良さそうという目安を得た。
WANTな機能
できればスマートでシャープな製品がいい。
最近はUSB-C対応のモニタもあるとのこと。iPad Pro 2018も接続できるようになるのか…?
そんな観点でモニター調査を行った。
なくてもいいもの
スピーカー。音は出なくても大丈夫。
会議の時はマイク付きイヤホンを使う。
(もちろん、スピーカーがあっても困らない)
値段
ピンキリで高いのは数万円以上のレベル、安いものは1万円台からある。
機能は妥協せず、できれば2万円を切るくらいだと嬉しい。3万円くらいまでを覚悟、という感覚で探すことにした。
たどり着いたのはPHILIPS
そんな旅をしていて辿り着いたのが、PHILIPS(フィリップス)の243B9/11というモデル(2020/5/8発売)。
<仕様>
1920×1080(フルHD)
23.8インチ
アンチグレア
高さ(150mm)・回転・傾きの調整可能
見た目もスマート
目の疲れを低減するちらつき防止テクノロジー
目に優しいローブルーモード
USB-Cコネクター有
お値段約2万円。
自分で定めた要求性能をほぼ完璧に満たしている。素晴らしすぎる。
シンプルなデザインが美しい。
もちろん使ってみないとわからないけれど、選ぶ段階では文句なし。1つに絞り込むことができた。しかもUSB-Cコネクタのおまけ付き。iPad Proつないだら使えるのだろうか。
自宅に届いたらレビュー記事を書きたいと思う。
到着が楽しみだ。
続く。