先日、会社の方からお勧めいただいた「妻のトリセツ」という本。
ページ数も多くなく、非常に読みやすいボリュームとなっている。
ところが学ぶことや気づきは多数。
特に理系の男性に一度読むことをオススメしたい。この本は考え方が女性となぜ違うのかをわかりやすく解説してくれている。ああ、こういう考え方があるのか、と新鮮な気づきがあるに違いない。。。
この本の特徴
脳科学に関する知見を交えながら、なぜ奥さんは機嫌が悪くなるのか、やなぜ夫婦ですれ違いが起きてしまうのか、を解説してくれる。
本書の中で繰り返し使われる、男性脳と女性脳という言葉。著者の黒川伊保子さんのプロフィールを読むと、人工知能研究者、脳科学コメンテイターなんて単語が並んでいる。なるほど、そういう方の書いた本なんだな、と。
いろいろな「なぜ」に対する答え
この本を読むととても納得感のある内容に何度も出くわす。なんとも説得力のある表現が多い。
共感と井戸端会議
なぜ女性は意味のなさそうな会話を続けるのか?その理由はとても納得感があった。いきなり問題解決したくなる男性と、共感を求める女性とはそもそも会話の目的が異なっている。そんなことも本書から学ぶことができる。読んでみるとおもしろい気付きがあると思う。
ちょっとした変化に男性が気づかない理由
男性脳は空間認知能力が高い。遠くや全体、機構がよく見える、しかし、代わりに目の前の観察力は低いそうだ。奥さんが髪型を変えても気づかなかったりするのは脳の仕組みもあるらしい。なるほど…となんか妙に納得してしまった。
なんで気づかないの?と聞かれることも多いのだが、なぜならそれは男性脳の特徴で…とか言ったらとてもよろしくないんだろうな。
読んでよかったと思えた気づき
楽しみには予告が大切だ、というアドバイスはとても参考になった。
生きていく上で、次に楽しみなイベントが控えていると頑張れる、日々が充実する。それを考えながら毎日をすごすのは楽しい。
例えば旅行。
日程を決め、宿を取り、飛行機のチケットを確保する。あとは実際の旅行の日まで、どこのお店に行こうだとかどのルートを散策しようだとか、そういったことを考える。
これは奥さんのためだけではなく、人生を楽しく生きるためにとても大切だと思う。
何かを楽しみに待つ。楽しみに考えながら計画する。旅は計画するときから始まっている。
なんか毎日が面白くないなぁ、と思ったら、なにか計画を立てるとよい。
いい気づきをもらえた。たまに違うジャンルの本を読むことの良さはこういうところにある。
僕に今足りないのは、次の予定。
いつも仕事で疲れ、土日は体力回復で使ってしまう。これでは家族もつまらない。
旅行の計画を立てよう。よし、明日から準備だ。