2017年5月に携帯電話のキャリアをLINEモバイルに変更してから10ヶ月が経過した。
SIMフリーのスマートフォンか、キャリアがdocomoならSIMロック解除なしでLINEモバイルが使える。
もともとauだったのだけど、基本料金は高いし、なんだかあまりサービスがよくないと感じたので、帰国後すぐに乗り換えた。
僕はもともとSIMフリーのiPhoneを使っていて、端末の支払いも残っていなかったため、単純に月額利用料が安い格安SIMを使わない理由がなかったのだ。
10ヶ月程LINEモバイルを使ってきて、実績と感想を振り返ってみたい。
結論から言うと、かなり満足している。
利用しているプラン
以下の抜粋によれば月間基本料金が1,100円〜となっているが、電話も使える音声通話SIMだと1,690円@3GB〜(税抜き)になる。
僕が利用しているのは音声通話も可能な「コミュニケーションフリープラン3GB/音声通話SIM」で、基本料金は税抜き1,690円、激安だ。
LINE、Twitter、Facebook、Instagramが使い放題というのが売り文句の1つになっている。
電話料金は使った分だけ(20円/30秒〜)かかってしまうが、自分も相手もLINEアプリを使っていれば電話代も節約することができるので、使い方次第で通信費を下げることができる。
もちろん他のアプリを使ってもいい。電話回線ではなくネット回線での電話を使うことにより電話代を節約できる。
ただし、相手がガラケーだったり固定電話だったりすると簡単にはいかない。電話代がかかってしまうのは致し方ないことも多く、僕はそこは諦めている。
頻繁に通常の電話をかける人はオプションの10分間かけ放題(月額880円)に入ると良いだろう。
支払い実績
去年からの支払い金額実績(税込み)は以下の通り。
2017年9月 | 2,609円(税込み) |
2017年10月 | 2368円(税込み) |
2017年11月 | 2055円(税込み) |
2017年12月 | 2001円(税込み) |
2018年1月 | 1828円(税込み) |
2018年2月 | 2021円(税込み) |
2018年3月 | 2799円(税込み) |
5月から8月はキャンペーンで基本料金無料だったので、ここでは載せていない(使った電話代の分の数百円しか請求がきませんでした、太っ腹ですね)。
仕事でどうしても通常の電話を使わなきゃいけないケースもあったので、電話代が使った分だけ追加されている。定額の”1,690円+税”のままというわけにはいかなかったけど、それにしたって通常のキャリアに比べたら圧倒的に安い。
10分間かけ放題オプションは880円だけど、僕は過去電話第だけで880円をこえたのは1回あるかないかなので、実績からすると入る必要はないことが改めて判った。
なお、金額はLINEのウェブサイトからログインすれば簡単に調べられる。
データ通信量と速度
僕のiPhoneの外での使い方は以下の通り
- 通勤中のウェブサイト閲覧がメイン(1日2〜3時間程度)
- メールチェックは通勤中と昼休み
- 動画はWi-Fi環境下のみで閲覧し、3GBを圧迫しないように気をつけている
このぐらいなら3GBを超えることはない。
データの使用量はマイページから確認できるので安心だ。
使いきれなかった分は繰り越される点も◯。
一度3GBプランを申し込んで使ってみて足りなければ、プランを変更すればよいので、まずは安いプランから試してみてはいかがだろうか。
通信速度
通勤時間や昼休み、いわゆる多くの人が同じタイミングで使用する時間帯は通信速度が遅くなると言われている。
安いプランだからそこは致し方ない。仕事で使っている人は、通信不安定のレベルが許容できずDocomoに戻したと聞いたこともある。
ただ、全くつながらないとか、電話ができないとか感じたことはなくて、僕は他のキャリアに乗り換えようと思ったことはない。
このあたりは人それぞれの使用環境やニーズによるところ。とにかく通信費を抑えたい!という人は一度格安SIMを試してみてはいかがだろうか。ダメだったら戻ることもできるので。
LINEモバイルのメリット・デメリット
乗り換えを悩んでいる人にとって、以下のメリットが大きいと感じるならLINEモバイルは選択肢の1つになる。
LINEモバイルのメリット
- docomoの回線を使っているので全国でのカバーエリアが広い
- 安い
- プランが分かりやすく、オプションで必要なサービスを調整できる
- 全プランLINEが使い放題。プランによってはTwitter/Facebook/Instagramも。
デメリット
- 回線速度に期待しない方がいい
- 大手キャリア(docomo, au, softbank)のように街中に窓口がない。細かいことを聞ける人がまわりにいなくて、トラブル対応に不安がある人には向かない。(逆に自分でネットで調べて対応できる人にとってこれはデメリットではない)
- 大手キャリアのメールアドレスは使えなくなる(Gmail等のメールを活用している人にはデメリットにならない)
- 電話回線での電話を多用する人には向かない
まとめ
大手キャリアのプランは複雑で親切じゃないし、万人向けではないと思っている。基本料金が高いところからしか選べないので魅力も少ない。
格安SIMサービスが出てきてからユーザーが選べる選択肢が増えた。通信速度にも通話品質にもこだわらないなら、格安SIMでも十分なケースが多々ある。
通信費を抑えたいならまず検討してみよう。固定費である通信費を一度削減すると、その効果は何年も続く。
月間2,000〜3,000円くらい安くなれば年間で2〜3万円程にもなる。10年で20〜30万円と思えば検討の価値が大きいことは理解してもらえると思う。
僕はたまたまLINEモバイルを選んだけど、正解だった一人でした。
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おまけ
今後、引き続きさまざまな格安SIMサービスが現れると思う。自分の使用環境にあったサービスを選んで通信費削減に心がけたいところ。
頻繁に乗り換えることになった場合、1つハードルになるのがメールアドレス。
電話番号はMNPでそのまま引き継げるが、メールアドレスはそうはいかない。@以下のアドレス(@docomo…など)はどうしようもないためだ。
そんなあなたにはGmailをおすすめしたい。
iPhoneやAndroidならメールアプリで簡単に閲覧可能。キャリアのメールアドレスがなくたって何ら不自由はない。海外に行くときもアドレス変更の連絡をする必要がないのでとても便利だ。
アドレス変更し、それをみんなに周知するめんどくささは最初だけ。ぜひ一度考えてみてはいかがだろうか。