これから海外もしくは日本で英語環境で仕事をすることが決まっている人、でも英語は苦手な方で一生懸命勉強している人はどれくらいいるのだろうか。
僕もそんな環境にあった。心には常に不安がつきまとっていた。
実際に英語で仕事を始めた際にもっとも苦労したこと
「とにかく自分の思っていることを正しく伝えられない。」
これが強烈なストレスだった。
一番苦労したのはここだった。英語の資料を読んだり、メールを読むのは時間をかければなんとかなる。しかしミーティングなどで議論になると、そこは口頭でのコミュニケーションしかない(ホワイトボードや紙とペンがあれば少しは助けになる)。
頑張って説明する。しかし相手が確認のために
「お前が言いたいことはこういうことか?」
と聞いてくれる内容が言いたかったことと違う、間違って伝わってしまうことが多い。
「違う、俺が言いたいことはそういうことじゃないんだ、こうなんだ!」
と思ってもそれが伝わらない。
エンジニアとして問題を発見し、解決のアイデアがあるのに伝えられない。これは思っていたよりも大変なストレスだった。
しかし仕事である。引くわけにはいかない。あとで辞書で調べて、こう言えば伝わるのかとわかったら再チャレンジ。
こういった苦い経験を繰り返して、必死にボキャブラリーや表現方法を増やしていった。これで身につけた英語は忘れない。
英語が苦手な人で、これから英語環境で仕事をする人へ
僕は話すトレーニングに思った以上に時間をかけた方がいいとアドバイスしたい。事前に英会話等で練習をして、多少なりとも準備をしていたつもりだったのだが、思ったよりも通用しなかった。
会議での議論の中ではリスニングもスピーキングも英語の瞬発力が求められる。ぱっと英語で聞いてぱっと英語で答える。この”ぱっと”が難しくて、しどろもどろの英語しかでなかったり。。
僕はオンライン英会話のレアジョブを継続して、英語で話をする時間をとにかく少しでも増やすようにした。仕事で英語のシャワーを浴びて、家に帰っても英語のシャワーを浴びた。当時は仕事でアウトプットを出さないとクビになるかもしれない、という恐怖で必死だったから本当に一生懸命勉強した。
話をするトレーニングをしなかったら、なかなか上達しないはずだと思う。こんなことも自分は英語で表現できないのか、という悔しい思いを繰り返す、それが自分の成長につながるはず。
まとめ
「伝えたいことが伝えられない」。これが英語で仕事を始めたときに最初に苦労したことだった。
これを改善するには、伝えようと試み、ボキャブラリーや文章の構成を学び、どうやったら正しく伝わるかを考え勉強し続けることしかない。
すごく苦労するけれど、身につけた英語は必ず役に立つ。諦めずに努力し続けたい。