新刊が出るといつも読む高城剛さんの本。
今回のタイトルは『BIO HACKING 未来を生きるための遺伝子の理解』。
高城剛さんとスクエアクリニック本間龍介さん・本間良子さんの対話形式で進む本書、あっという間に読み終えた。
以下、読了しての感想と思ったことをメモしておく。
主な内容
主に高城剛さんの遺伝子の特徴や体の状況についてトークが続く。それを追いかけながら、最新の遺伝子検査や医療の未来の可能性について知識を得ることができる。体に良いとされる食べ物、よくないとされる食べ物も話題によく上がっていた。
しかし会話の内容は専門用語の連続。SNPs、ヒスタミン、副腎疲労、コルチゾール、カルシウムチャネル、MAO、メチル基、Nrf2、mTORなど聞き覚えのない単語が多数出てくる。
細かいところを理解するのは難しいと感じたので、僕は流れを掴む感じで読み進めた。詳細は理解できなくても、伝えたいであろう大事なことは読み取れるのではないかと思う。
この本がおすすめの人
遺伝子検査について興味がある人。今、そして今後どんなことができるのか学べると思う。また、食事に対する意識改革になりうる本書。この本に何を食べたらいいか答えが書いてあるわけではないけれど、食べ物を選ぶ際の意識が変わるだろう。
ただ、ちょっとぶっ飛んだ内容で、読む人を選ぶかもしれない。万人受けを狙った本とは思えないので、最新動向について興味がある人は面白く読める本かなと。
重要と思ったこと
自分の体を知ること。自分を知った上で、どういう食事や生活習慣の変更をするかが重要。世間で話題になっている取り組み(食事改善や運動)が万人に効果があるとは限らない。遺伝子の検査をすることにより、ヒントを得られるという考え、が良いと理解した。
誰にも、合う合わないというものがある。無理してもしょうがない。嫌いな食べ物ってもしかしたら「体に合わない食材だぞ」っていう無意識の体のシグナルなのかなと思うようになった。
自分に合う食事や生活スタイルを見つける。それは子供にとっても大事なことかもしれない。
遺伝子検査、すぐに実施しようとは思っていないけど、大変興味がある。今後検討してみようかな、と。
おわりに
最後に、僕が最も衝撃を受けたこと。
肝臓専門の先生が「レバーを絶対に食べない理由」。これがロジカルかつストレートで衝撃。
レバーは食べたく無くなってしまった。。
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