エンジニアが学んだことをお伝えします

Leica M10-R

ライカMカメラを自分の体の一部として扱えるようになりたい。

2024-11-13Camera

ライカM型はマニュアル操作メインのカメラだ。

僕が使っているM10-Rはオートフォーカスなし、絞りはマニュアル操作のみ、手ブレ補正機能なし、ISOとシャッタースピードはオート機能あれどマニュアル用のダイヤルが用意されている。動画も撮れない。

「カメラと仲良くなる」という言葉を聞いて、良いなと思ったことがあるが、最近はもっとその先に行けないか、と考えている。

自分の体の一部として扱う、を目指したい。

目の前にあるコップを取るときに、何か考えながら手を動かすだろうか。コップを取りたいと思ったら、無意識に手を伸ばし、手を開いて掴み、自分の体に近づけるだろう。

どのくらいの勢いでどこまで手を伸ばしたら良いか、などといちいち考えない。

その領域までいきたい。

Leica M10-R ブラックペイント ファインダーファインダー

目の前の被写体を見て、その距離にあう位置まで無意識にフォーカスレバーを回す。

その単焦点レンズの画角は頭に入っていて、無意識に足が動きフレーミングする。

ISO、SSはオートに任せても良いかもしれないが、オートだと上手くいかないことがあるので、取りたいエリアの明るさを感じとってダイヤルをサッと調整できるようになるのが理想だろうか。

はたまた、晴れの日ならf8くらいに固定して、パンフォーカス気味に撮影すればフォーカシングすら不要になる。その辺りを自在に使えるにようになれば良い気もする。

この感覚は楽器に似ているのかもしれない。

カメラが自分の目となり記憶する脳を助ける道具になる。操作はカメラ側ではなく自分が行う。

今のカメラのオートフォーカス機能はすごい。それで良いじゃないかと言う人もいるだろう。

しかしどこにフォーカスを合わせるのか、カメラが決めることがある。

そこも干渉されることなく自分で決めたいし、それを撮るために動いた自分がいる、ということが自分にとって大事なのかもしれない。

アポ・ズミクロンM 35mm ライカM10-R ブラックペイント

「このカメラはもはや体の一部です」

そう答えられるようになれるのか。多くのオート機能がなく、マニュアル操作中心のM型だからこそ極め込めるように思う。もっと使い込んでいきたい。

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Yo
エンジニア(Mechanical)。日々の生活や読書、仕事などから学んだことをまとめます。
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