アンリ・カルティエ=ブレッソン(1908-2004)、フランスの写真家。
ライカの50mmレンズで名作をたくさん生み出した。
スナップ写真、絵画、構図。色んなキーワードを頭に入れながら写真を見よう、学ぼうと思い購入した写真集。
有名な写真もあり、ふむふむと思いながらページをめくる。思ったより縦構図の写真が多い印象があったかな。
ウェブにある解説も探し、理解を深めるように努めた。詳細な解説も見つかる。
ブレッソン氏がレンズの画角・絞り・ISO・シャッタースピードを固定していたのはよく解説されている。そうやって構図とその瞬間に集中していた、と。
カメラで何年も撮り続けてきたのでそれを撮るのが難しいとわかる写真もあった。50mm単焦点レンズの距離感は体が覚えているので、写真を見ると大体の立ち位置というか距離感はわかる。どうしてその瞬間を切り取ることができたのだろうと。
しかし、この写真は何を表現したかったんだろう、この写真集にこれをなぜ選んだんだろう、と理解が及ばない写真もたくさんあった。
教養のなさを痛感。
時代背景とか、構図とか、もっと人生を重ね、学んだらわかるようになるだろうか。
購入してから数ヶ月、何度も見返したが、発見がなかなか得られない日々になり、本書をずっと手元に残しておこうか悩んだが、誰かの手に渡ったほうがいい気がして、最終的に、一旦手放すことにした。
いつかまた手に取ってみたい。