エンジニアが学んだことをお伝えします

設備トラブルは複数重なることもある。そのときの心持ち。

2024-02-29Engineer-Work

よくわからないのだが。

プラント運営をしていると、トラブルが重なることがある。

波がある。

2018年は毎月のように重たいトラブルが発生し、前のトラブルを片付ける前に次が来てしまうものだから、それはそれはしんどい日々だった。2021年もそんな感じだった。

最近それに近い頻度で、しかも重たいトラブルが続いている。3年サイクルで波が来てる気がするが、そのサイクル、もっとゆっくりでいいんですよ、神様。

リングで正面の相手と打ち合ってる間、後ろから刺され、後ろを振り返って状況を確認している間、ズドンと横から撃たれる感じ。と言ったら言い過ぎかもだけど、気持ち的にはそんな感じ。

経験上、ただひたすら今できることをやるしかない、という心持ちでいる。じゃないと心がもたないというところもある。今を生きる。

僕は十数年経験してきてトラブル耐性がある方だが、とはいえしんどいものはしんどい。

脈絡もなく起きるトラブルも多いので、実はトラブルが続くことに理由があるのでは、と思考することも多い。根本的に大きな問題がないか考えるのだが、これだ!というものに出会ったことはない。

同様に、トラブルが全然ない日々が続く理由もわかったことはない。

設備ものはちゃんとメンテしないといつか壊れるということだけは確か。設備は正直だ。しかし一生懸命メンテしても壊れることはある、というのもまた真実。壊れないように頻繁に必要以上にメンテしてはビジネスが成り立たない。バランスを取る必要がある。しかし、一生懸命そのバランスをとりにいっていても、トラブルが続くことがある。

切迫した日々が続くとき、今は今できることをひたすらやる。なんとかする。そう考え取り組んでいる。

どうやったら解決できるのか、まず自分の頭で考え続ける。

また、複数人で一生懸命考えていれば、いろんなアイデアが出てくるもの。多様な視点も重要。右の視点から追い込む人、左の視点から追い込む人、上から俯瞰して追い込む人。トラブルをチームで挟み撃ちにする。

意見が合わないこともある。それは当たり前であってむしろ歓迎すべき。違う意見をぶつけながら最適解を探っていく。

重要なのは起きている事象を解像度高く理解すること。頭の中で、現場で何が起きているのか、イメージできるようになるまで調べる。その事象を事実ベースで紐解いていき、原因の原因を追いかけていく。

原因を見誤ると対策を誤る。だから現場で起きていることを理解することが超重要。

そして、いつ、何を、どうやったら解決するか、を考える。

僕のおすすめはパワーポイントでもワードでもいいのでとにかく資料にすること。資料に絵を描き文章を書こうとすると、必然的に頭を整理することにつながる。

トラブル対応というのは答えがないものである。しかもその仕事の期限は基本「至急、可能な限り速やかに」となるので、トラブルが続くとそれを複数抱えながら仕事をすることになる。

当たり前だがピリピリするし、心の余裕がなくなる。

こういうとき、僕の頭の中はいつもぐるぐるしている。土日も、朝も、夜も、だ。逃げるつもりはない。

「流れは自分たちでもってくるもんだろがよ!」

漫画スラムダンクの宮城リョータのセリフは、こんなときに思い出される。

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Yo
エンジニア(Mechanical)。日々の生活や読書、仕事などから学んだことをまとめます。
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