米国PEライセンスを取得したら「それで終わり」ではなくて、PEとして自己研鑽を継続しなければならない。
各州のルールによるようだが、一般的にライセンス更新2年の期間で30PDHが必要となる。
CDPとPDHという2つの言葉が使われるが、それぞれ以下の略:
CDP:Continuing Professional Development
PDHは:Professional Development Hours
自分の中の理解ではCDPの方が広い範囲をカバーするイメージ。エンジニアとしてのスキルや知識、能力をさらに向上させる活動全般の説明に使われるように思う。
一方、PDHはより特定の要求内容。2年で30時間相当のエンジニアとしての活動をしなければならない。PDHは、エンジニアリングに関するものという前提はありつつ、大学のコースや教育コース、セミナーやワークショップ、記事をどこかに投稿する、etc.とさまざまなパターンで獲得できるもの。細かい要求内容は各州によると思うのでよく確認すべし。
また、要求されるPDHを満たしてるかどうかは、これも各州によるようだが抜き取りでチェックが入ったりするらしい。なのでPDHを証明する書類は都度保管しておく必要がある。
さて、どうやって30PDH/2年を確保・記録したら良いのであろうか。
僕自身は完全に手探りで、ウェブを彷徨って見つけたのがこちらのサイト。
何かのセミナーに会場に行って参加するといった必要はなく、Webで完結するサービスを提供している。
コースがたくさんあって、自分で選べる。コースを選んだらテキストをダウンロードし自分のペースで勉強、最後にテスト問題を解いて合格基準を満たせば完了。PDHの証明書を送ってくれる。
お値段は1PDHあたり29.95USD。
USDでも購入できるが、事前に一定数のTokenを購入しておくと、1PDHcourse or webinarを 10Tokensで購入できるようになる。初期の一括Token購入数によるが、まとめて購入すると割安になる仕組み。
10PDH of Tokens : 249USD (24.9USD/PDH)
15PDH of Tokens : 349USD (23.3USD/PDH)
30PDH of Tokens : 649USD (21.6USD/PDH)
…といった具合(もっとオプションはある)。
Tokenに期限はないとのことなので、このウェブサイトが有効と感じたらたくさん買っても良いと思う(とりあえず最初は100Tokens=10PDH相当を購入してみた)。
購入時にもちろんクレジットカードは使える。現状僕は日本からでも特段問題なく利用できている。
実際に使ってみて
すでに3PDH分を実施してみたが、PDHを獲得するという目的以外にもメリットはあると感じた。
- 英語のトレーニングになる
- 自らの分野を再勉強することによる気づきも得られる
- Ethics(倫理)に関するものもあって、エンジニアとしての姿勢の重要さを改めて実感したり。日々の自己研鑽の重要性を再認識した次第
また、2PDH courseでも通しで2時間拘束されることもないので、隙間時間を活用して取り組むことができるのもPDHengineer.comのメリット。
おわりに
州からPDHのチェックを受けたことがないので、その際にどのような手続きなのかは不明。経験したらブログに書きたいと思う(いや、チェック受けたら手間も多そうなので避けたいっちゃ避けたいが…運なのかなと)。
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